イヤイヤ期 服を着ない ズボン履かないの対応法
こんにちは!
今週もまた始まりましたね。
師走ですが、心はゆったりと過ごしてゆきましょう!
さて、今日は、イヤイヤのよくある行動の中でベスト3に入るくらいのイヤイヤ行動の対応方法について学んでゆきましょう!!
服を着ない・ズボンを履かない・エプロンしない時のイヤイヤ行動対応法です。

服を着ない系のイヤイヤでは、癇癪まで行動に拍車がかかる前に、「褒めること」と「選ばせること」で行動を促してゆくことができます。
この方法も慣れるまで少し時間とパワーを使いますが、お子さんの良い行動に褒めて注目することで、お子さんは自分から行なっている気になるのですんなり動いてくれやすくなり、ママは導けている感覚が得られて、今よりずっと楽に行動を終了させることができやすくなります。
ぜひチャレンジしてみましょう!
服を着ない・ズボンを履かない・エプロンしない時の対応の方法
以下のようにやってゆきましょう!
まず、「靴下を履こう!」とお子さんに声かけをします。
そしたら、何かしら反応してくれますよね。
「イヤー!」かもしれないし、こちらを見るそぶりかもしれません。
何かしら反応してくれたら時点で、「あっ!!」と大きめの声でお子さんの注目を引きます。
あらかじめ用意しておいた靴下3種類を手のひらなり床に並べて、お子さんに見せます。
そして、すかさず、
(ママが目の前にきて大きな声でお話ししてるから、単に自然に見てしまっただけだとしても)
「え?!みた?!選ぶの?靴下選びたい?選ぶ?どれがいい?」
と言って、靴下を選ぶ作業に意識を牽引してゆきます。
「選ぶのねーーーー!嬉しい!!!」と
靴下の方を見ただけでもまた褒めます。
それでも意識が向かなければ、靴下の模様で注目を引きます。
「あ!これ、●ちゃんが好きなやつ!あ!恐竜がいる!あ!ピンクかわいい〜ー!」
なるべくお子さんが興味を持つ単語で靴下を説明し、靴下に注目を引かせます。
引き続き、それをしながら、顔の向きが靴下に向いたら、または、足が少し動いた感じがあるだけでも(それが偶然だとしても)もすぐに「選ぼうとしているのね!」と褒め続けます。
そして、靴下に注目が来たと確信できた時点で、どの靴下がいいか選んでもらいましょう。

選ばない場合は、
「どれ? これ? それ? あれ?」 と指差ししたりして注目を誘う形で誘導し続けます。
そして、1つを選べたら、選べたことを褒めてあげましょう!
選べたら、「それいいね!ママもそれがいいと思った!」とすぐに共感した後に、「履ける?」と促してゆきます。
この時、「履こうか!」とは言っていいですが、「履きたい?」などの「●●したい?」という「しなくてもいいと答えられる」聞き方はイヤイヤ行動ではやめましょう。
やる・やらないの選択肢があれば、(つまりそう聞けば、)イヤイヤ期のお子さんは、勿論、「いやー!」と言うに決まっています。
そこから先は、「いやー!!!」に火をつけるだけです。
火の粉がママに飛びママもストレス1000倍!の悪循環を始めてしまいます。

選択肢を与える場合は、「●●する」(しなければならない)というのは大前提で、それは、当たり前なんだけれども、あなたはやり方を選べる!自由があるのよ!という主旨を理解して選択させて、して欲しい行動を上手く導いてあげましょう。
更に、靴下を選んでくれたら、履き終わるまで行動をステップ毎に小さく区切って、区切った行動をやり終えるごとに、1行動ずつ褒めて、褒められることで達成感を十分に味わってもらい、次の小さな行動(ステップ)をやろう!というモチベーションを上げてゆきます。
そしてこの繰り返しを続けているうちに最終的に大きな行動の完了(ゴール)にたどり着くことができます。
(偶然でも)靴下を見るなど、履き始める行動の兆しが少しでも見られたら、すかさず、
「わー!履こうとしてる!! できるのね!履くのね!履けるのね!履いているね!自分で履くのね!」
と褒める。
靴下を手に取ったらまた褒める。
両手で持って片足に近づけたら褒める。
履き出したら褒める。
履き終える間も「頑張ってるね!」と努力を褒める。
片足履き終えたら1回区切りで大きく褒める。
「右足全部自分で履けたね!かわいいね!」
そして、反対側の足の促しをすかさず始める!
「こっちの足も履けるね!(反対の足)できたね!」
あとは先の足でやったように細かく褒める。
といった具合に、褒めて褒めて、細かく褒めて行動を牽引して行きましょう。
そして、最後、全部履き終えたら、
「全部自分でできたね!両方履けたね!よくできたね!やったね!!」
と締めくくりにまた大褒めしてあげます。

これをゲーム感覚でやってみてください。
ママの勝利(してほしい行動が完結する)が確約されている、やってほしいことを上手く褒めてその気にさせて導くゲームです!
上手く導けるようになると、お子さんがホイホイのってきてくれるので可笑しくて吹き出しそうになったり、またそんなお子さんが愛らしく益々可愛らしく思えるようになってきます。
この選択する+褒めるでの導きは、服を着ないイヤイヤ行動全般(靴下を履かない、上着を着ない、エプロンしない)以外にも、嫌いな食べ物を捨てそうになるとき、歯磨きを嫌がるときなどにも使えます。
2ー3つの選択肢があると、選べる自由から主体的にしている感覚を得られやすく、お子さんの頑なな気持ちが解けやすくなります。
さらに怒らないで褒め続けることで作業を完結まで引っ張ってゆきます。
お子さんの良い部分を引き出してあげられる導き方、つまりママがお子さんの良き部分に注目してあげられる本質的な愛に根ざす対応です。
上部だけのノウハウではありません。
やってみる!と思える方、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
