こんにちは!

年の瀬、お子さんのイヤイヤはいかがでしょうか。

今回は、前回の記事でも少しお話しした褒める子育てにおける「褒め方」についてシェアしてゆきたいと思います。

「褒める子育て」は、最近はどこでも聞くので、目新しいものでなくなり、褒める子育てをしているママも結構いらっしゃるのではないでしょうか。

ですが、その褒め方、いい影響がある自信がありますか?

褒めすぎて勘違いした子にしたくない、今の褒め方でいいのか疑問、褒めないとやらない子になるんじゃないか、、、。様々な理由で、あまり褒めていないという場合もあるかもしれません。

「褒める」は、特に人格を形成する乳幼児期の心を育むのにとても重要な役割を果たします。

「褒める」を理解して、お子さんとのコミュニケーションでよりいい影響を与えられるように、褒め上手になってみませんか?

エリック=エリクソンという有名な発達心理学者がいます。彼の発達理論によれば、人間は生まれてすぐから母との信頼関係を築くことで、自分を信じれるようになり、他人を信じられるようになると言われています。

ここのところずっと話題になり重要視されている「自己肯定感」これを築いてゆく、最初の一歩が、この親子の安定した信頼関係を作ってゆくことになります。

(余談になりますが、親子の絆は、お腹に赤ちゃんが来てくれた時から既に存在するもので、これを生まれてから、親子が安心できる状態で「安定」したものとして定着させてゆくことが大切だと思っています。)

「褒める」ことを「認めること」と理解することで、親子のコミュニケーションをとってゆく。「褒めること」は、この時期の親子の信頼関係を揺らがないものにするのに大いに役立ってゆくでしょう。

一方で、やり方を間違えてしまうと、褒めが「いい子製造装置」となって、子供への過干渉(オーバーコントロール)を招いてしまうものになり兼ねません。

褒めることの真意を理解して、褒め方を意識して、親子の信頼関係を安定して確固たるものにし、自己肯定感を十分に維持するためにうまく使って行きましょう。


褒めるとは実際にはどういう事?

広い意味で「褒める」とは、次のすべてのことを指します。

・文字通り言葉を使って褒める

・子供がしていることを励ます

・その行動について気づいたことを伝える

・子供がしている行動に感謝する(喜ぶ)

・子供のしていることに注目して微笑む

・いつも見ているわかっているということを伝えるべく関心や興味を示す態度を示す。

・スキンシップ(ハグなど)

・次の活動を提示する(帰ったらその絵本読もうね!またしようね! など)

・誘う

・労う(大変だったね! けどがんばったね! など)

・注目していたことを伝える(見ていたよ! わかっていたよ! など)

驚くほど、普通の生活で自然にしている行動でないでしょうか。

子どもの行動・存在を認めることが全部褒めることなのですね。

日頃のお子さんとのやり取りで、これも褒めることなのね!よし、心から褒めてみよう!と意識して楽しんでやってみてください。

褒める時に気をつけること

人格や性格でなく行動を褒める

天才ね! 優秀!!あなたはすごいね!貴方は偉いね! という褒め方は、行動ではなく人格を「評価」した表現になってしまいます。

子供を認めるどころか、意図とせず「評価」してしまう、オーバーコントロール(おしつけ・強制)の危うさがある褒め方です。

こういう褒め方が、自分を勘違いして調子に乗るのでは?という不安な結果を生み出してしまうのです。典型的な良くない褒め方なのですが、つい誰でもやってしまっている褒め方ではないでしょうか。

結果でなくプロセスや努力を褒める

子供にとって「結果」を褒められることは、「評価」になってしまいます。

この時期のお子さんは、心の土台づくりをしている最中です。

評価されるより、頑張ったことやその過程で工夫したこと、最後までやったこと、その結果、過去の自分よりできたことなどを認めてあげることで「また!やりたい!」「最後までやりたい!」と心から思ってくれます。

「評価」は緊張や不安、恐怖を駆り立てますが、「認める」は、愛を伝え合うやりとりとなります。お子さんがもともと持ち合わせていた良いパワーを引き出してあげることが出来る魔法の声かけですね。

そういえば、最近になって裏付けされ話題になっている成功する人たちに共通の能力GRIT、物事をやり抜く力というのをご存知ですか?

このGRITも、褒める言葉がけによってこの時期から育んであげることが出来るはずです。ママが褒め上手になると、自然にお子さんに心の基礎力が備わってくるものです。

褒めるときの態度

褒めていることが、お子さんに伝わらないと意味がありません。 

褒める時は、まず、お子さんの名前を呼び、注意をこちらに向けてあげましょう。しゃがむなどをして、体は向き合わせる、視線はお子さんの高さに合わせて、肩に手をかけたりハグしたり、スキンシップも合わせて使うと、お子さんによく伝わります。

また、ママからの暖かさを感じれるような表情、温かみのある声、朗らかな口調も意識してゆきましょう。

褒める時に使う言葉

やればできるわね!などと皮肉にも聞こえるような褒め方はやめた方がいいです。

誰々より頑張れたね!ママよりうまいね!などと他者と比較するような言い方は、ありのままの子供を認める原則から外れてしまいます。

さらに、(3歳くらいまでは)最大でも2語文で褒めてあげましょう。

これこれしかじか、だからできたね! と理由をたくさん述べるほど、文章が長くなればなるほど、お子さんは、意味がわからなくなり、褒めが期待しない方向へ独走しやすいです。

この時期のお子さんの言語理解力に合わせた短い文章、できれば単語一つ、最大でも主語と述語だけの2語文までが、この時期のお子さんには、一番わかりやすいです。

わかりやすい言い方で褒めてあげると褒められていることが理解しやすので喜びの実感も大きくなります。

楽しかったね!

貸してあげたのね!

おしまいまでできたね!

こんなシンプルな文章で褒めてあげてください。

いかがでしたか。

「褒める」を「認める」と意識し直すことで、褒めることや褒め方って親子のコミュニケーションでとても大切なんだ!いや、要かもしれない!と思えるのではないでしょうか。

どうぞ、お子さんとのより豊かな愛の伝え合いのためににどんどん活かしてみてください。

実は、イヤイヤ期の行動のこだわりを切り替えさせてあげる対応にも「褒める技術」を他の技術と一緒に使ってゆきます。こちらは少しテクニカルになりますので、また次の機会にシェアしてゆきます。